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蓼科高原 チェルトの森にある オーベルジュ の魅力


by charet_grindel
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洋梨のキャラメル風味タルト

お気に入りワイン&お酒に合う味、おすすめレシピ!
洋梨のキャラメル風味タルト_d0109415_16283124.jpg

辛口の白ワインでお召し上がりくださいませ
キャラメル風味が口に広がり甘さより 大人のほろ苦さが ぐ~~っとくるはずです

二人のクリスマスを思い出に変える記念の一品です

今回ご紹介させて頂いておりますデセールの器はヘレンドでございます。
名古屋で英国式の紅茶なるものを習得したいとばかりに

先生のご自宅で拝見したのが初めてでした。
グリーン一色ので纏められた図柄と金彩に一目惚れしました。

ヘレンド
よくよく見ますと日本の柿右ェ門の影響を受けた様子がうかがえます

ヘレンドの歴史
開窯1826年。ヘレンドはハンガリーの首都ブタペストの南西約120km、自然が美しい中央ヨーロッパ最大の湖として有名な、バラトン湖の北方にあるヘレンド村で誕生しました。 1839年、先見性のある経営者、モール・フィッシャーの登場によりヘレンドは陶器から磁器生産への道を歩み始め、ヨーロッパの伝統的な磁器絵付けの手法を取り入れながらも、ハンガリー独自の味付けを施した新しいパターンの開発を積極的に進め、1842年に開催された第一回ハンガリー産業博覧会に新作を出展、ここで、ヘレンドのレベルの高さが人々の注目を集め、一躍有名になったのです。

1851年、ロンドンのクリスタルパレスで開催されたロンドン第一回世界万国博覧会開催で、大英帝国君主・ヴィクトリア女王がウィンザー城のディナーセットをヘレンドに注文、これによってヘレンドの名はヨーロッパ中に広まります。中国風のこのパターンは、それ以降「ヴィクトリア」と呼ばれ、各地の王侯貴族から数多くの注文が舞い込むことになったのです。
当時、ハンガリーを統治していた、"貴族の中の貴族" というヨーロッパで最も由緒あるハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフ皇帝もこよなくヘレンドを愛し、モール・フィッシャーに貴族の称号を与えたのです。

1862年、歴史あるヴィエナ窯(ウィーン窯)の閉鎖に伴い、ヘレンドはフランツ・ヨーゼフ皇帝の命により、旧ヴィエナ窯の型(モールド)やデザインを継承し、そのレパートリーに一層の厚みを加えることになりました。この時に継承された型の中には「ウイーンの薔薇」や「パセリ」などがありました。

1867年のパリ万国博覧会では、ナポレオン三世の皇后ウージェニが「インドの華」のセットを買い上げ、訪仏中のフランツ・ヨーゼフをその器でもてなすなど、その後もヘレンドは各地の万国博覧会で多くの賞を受けることになります。

当時のヘレンドの顧客には、ヴィクトリア女王、フランツ・ヨーゼフ皇帝、ウージェニ皇后を始め、イギリス国王エドワード七世、ドイツのヴィルヘルム一世、メキシコのマクシミリアン皇帝、ロシアのアレクサンドル二世、イタリアのヴィットリオ・エマニュエレ王、フランス第三共和制の初代大統領ティエール、金融王ロスチャイルド家の人々など、世界の歴史を彩る人物が数多く含まれています。

(ヘレンドの歴史から)
by charet_grindel | 2008-11-27 16:29 | おもてなし | Comments(0)